実際に事故に遭われた患者さんの体験談を掲載いたします。

 

1年ほど前、車を運転し信号で停車したところ、後ろからきた車に追突されました。

バンパーの真ん中がへこみ両端が車体から浮いたかっこうになり、ハッチバックは歪みました。運転していた私の身体は、衝撃で前方に押し出される感じはあったものの特に痛みを感じることはなく、すぐに警察に連絡をして淡々と事故処理を進めてもらいました。

検分が終わり、当事者同士で連絡先を交換してから、車は表面的に傷を負っただけで運転不能になるほどではなかったので、そのまま運転して帰宅しました。

ところが、次の日に首のあたりにハリを感じて頭痛がはじまり、時間が経つごとに今度は肩が痛くなって、吐き気が生じてきました。

とうとう日常生活に支障がではじめたので、整形外科に飛び込みました。レントゲンを撮り骨に異常は見えない、交通事故による頚椎捻挫型のむち打ちであろうと診断され、当面安静にするように言い渡されました。

事故に合った時には全くといっていいほど身体に異常はなかったのに・・・。

その後整形外科で定期的にリハビリを受け、接骨院で鍼治療も併せて施術してもらい、違和感がなくなるまで1ヶ月ほどかかりました。

頭を持ち上げているとじわじわとずっと辛いという私の症状は実は軽い方だそうで、もっと重篤なものですと完治まで年単位で時間がかかるとのこと。

それでも救いは、追突してきた車を運転していた女の子が、丁寧に謝って真摯に対応してくれたことです。